最近読んだ本 とんび/重松 清
僕は読書も好きなので毎月10冊以上は購入してしまう。
最近はハードの本を持ち歩くのは面倒だし、本棚にもう入らないという理由で
なるべくipadのkindleアプリに本を入れて読んでいる。
kindleだからって、自分の好きな場所でいつでも読めるわって思っていたのですが。。
完全に 間違いでした!
この手の小説は特に。
公衆の場で読むことは避けた方が。。なにしろ涙が止まりませんから。
- 作者: 重松清
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2012/10/01
- メディア: Kindle版
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物語のストーリーは小さい頃から家族のいない二人がやっと家族という幸せを
手に入れるが、その望んできた幸せが手に入った瞬間に、母親が亡くなり、
残されてしまう不器用な父親と幼い子供の物語。
幼い子供が母親を亡くして生きるというのは非常に辛く、
どんなに父親が一生懸命育てても、その寂しさは拭えきれない。
周囲の優しさに支えられ時に脆くもたくましく生きる親子の姿を描いた本です。
私はこの本にリリーフランキーの”東京タワー”以来のしょっぱさを感じました。
親子というのは、いつの間にか子供が成長し親を追い抜いてしまう。
10年20年、あっと言う間に時間は過ぎ去っていき、
家族で一緒に過ごした時間はいつしか思い出となり、時代遅れとなるが、
どんなに時が過ぎても、かけがえのない親の愛情の前に子供は圧倒されてしまう。
そんな親の偉大さを改めて感じさせてくれる一冊である。
本当にオススメです。